遠隔点呼くん+セルフ
遠隔点呼とは
遠隔点呼とは、国土交通省が自動車運送事業者(トラック、バス、ハイヤー・タクシー)を対象に、2022年4月よりスタートした新しい点呼方式です。
要件を満たす機器・システムを使用すれば、Gマークを取得していない事業者や営業所、開設3年未満の営業所であっても、遠隔拠点間で点呼を行うことができます。
また、IT点呼は他の営業所間で点呼を行う際に1日連続する16時間以内という時間の縛りがありましたが、遠隔点呼は時間の縛りがなく24時間点呼OKです。
遠隔点呼が可能な範囲
遠隔点呼は、以下に掲げる営業所内又は営業所等間で実施することができます。
※業種が異なる営業所等間(バス事業者営業所とタクシー事業者営業所間など)での実施は認められません
遠隔点呼を導入する際に満たすべき要件
遠隔点呼を導入するには以下の3つの要件を満たす必要があります。
1.遠隔点呼機器の機能の要件
本要件は、点呼機器メーカーが満たす要件となります。本要件については、「遠隔点呼くん+セルフ」を導入することで、全ての要件を満たすことが出来ます。
※一部、導入される事業者様のシステムを利用
2.遠隔点呼機器を設置する施設及び環境の要件
- 環境照度の確保
- 監視カメラの設置
- 通信環境・通話環境の確保
本要件は、点呼場における要件となります。導入される事業者様がこれらの要件を満たす必要があります。
3.遠隔点呼機器の運用上の遵守事項
- 事前の情報把握について
- 運行中の車両位置の把握
- 面識のない運転者に対し遠隔点呼を行う場合
- 運転者の携行品について
- 運転者の乗務不可判断について
- 遠隔点呼の実施が困難となった場合
- グループ企業間で遠隔点呼を実施する場合
- 個人情報の扱いについて
- 事業者の遵守事項
本要件は、導入される事業者様が満たす要件となります。導入される事業者様がこれらの要件を満たす必要があります。
※各要件の詳細につきましては、国土交通省のWebサイトをご覧ください。
国土交通省の過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援の補助対象機器として認定
遠隔点呼くん+セルフは国土交通省の「過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援の補助対象機器」として認定されています。
【自動車総合安全情報】
■事故防止対策支援推進事業 - 過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/jikoboushi.html
■過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援_補助対象機器一覧
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/data/r6_karou_itiran.pdf
機器の取得にかかる経費に対する補助制度
国土交通大臣が認定した機器の取得にかかる経費に対する補助制度の申請が開始されます。
補助制度に関する詳細につきましては、国土交通省のwebサイトにてご確認ください。
■過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援
https://hogo-zoushin.jp/download1_3.html
■公募要領
https://hogo-zoushin.jp/pdf/1_3/公募要領_過労運転防止_R60723.pdf
■補助制度の申請受付期間
—————————————————————————
令和6年7月30日(火)~ 令和7年1月31日(金)
—————————————————————————
遠隔点呼の機能
-
チャット機能
運行管理者が端末のカメラを通じて運転者とあたかも対面で点呼をしているかのように会話をすることで、運転者の表情や健康状態(疾病、疲労、睡眠不足等)を確認することができます。
-
生体認証機能
指静脈認証装置(PCT-KUCA011)と連動することで、点呼の際に指静脈認証を行うため、事前に登録された運行管理者、運転者を確実に識別でき、なりすましを防ぐことができます。
-
アルコールチェック機能
アルコール検知器(FC-1200)と連動することで、測定結果を自動的に記録、保存することができます。また、測定結果はクラウドに保存されるため、運行管理者および各営業所にて即座に確認することができます。
-
健康状態チェック機能
血圧計や体温計と連動することで、運転者の健康状態(血圧、体温)を点呼時に毎回、自動的に記録するため平常時の健康状態と比較して確認することができます。
-
点呼状況保存機能
点呼時の状況を運転者ごとに自動で記録、保存します。点呼結果はクラウドに保存されるため、各営業所間で共有することができます。また、記録は1年間保存されます。
-
点呼記録簿作成機能
点呼結果を自動で点呼記録簿として作成します。作成した点呼記録簿はCSV形式のファイルとして出力することができます。
-
メンテナンス機能
運行管理者、運転者、車両、指示事項定型文等をあらかじめ登録することができます。登録した内容は点呼時にプルダウンメニューより選択することができます。また、登録したデータの削除・修正も簡単に行えます。
遠隔点呼実施のながれ
周辺機器との連動
遠隔点呼を行うには生体認証装置や医療機器などの周辺機器が必要となります。
「遠隔点呼くん+セルフ」は、お客様の運用に合わせて、さまざまな周辺機器との連動が可能です。
機器名称 | イメージ | メーカー名 | 対応機種 |
---|---|---|---|
アルコール検知器 (必須) |
株式会社タニタ | ALBLO FC-1200 | |
指静脈認証装置 (必須) |
株式会社日立産業制御ソリューションズ | PCT-KCUA011 | |
自動血圧計 (選択オプション) |
オムロンヘルスケア株式会社 | 健太郎 HBP-9020 HBP-9021 HBP-9030 HBP-9031C |
|
上腕式デジタル血圧計 (選択オプション) |
日本精密測器株式会社 | DS-S10M | |
手首式デジタル血圧計 (選択オプション) |
日本精密測器株式会社 | WS-M50BT | |
皮膚赤外線体温計 (選択オプション) |
日本精密測器株式会社 | MT-550BT |
「遠隔点呼」システム機器構成
業務後自動点呼とは
業務後自動点呼とは、国土交通省が自動車運送事業者(トラック、バス、ハイヤー・タクシー)を対象に、2023年1月からスタートした新しい点呼方式です。
業務後自動点呼機器として国土交通省の認定を受けた機器を使用すれば、当該事業者の営業所または当該営業所の車庫において、運行管理者が点呼を行う代わりに、点呼支援機器を使い点呼を行うことができます。
業務後自動点呼を導入する際に満たすべき要件
業務後自動点呼を導入するには以下の3つの要件を満たす必要があります。
1.自動点呼機器の機能の要件
本要件は、点呼機器メーカーが満たす要件となります。本要件については、「遠隔点呼くん+セルフ」を導入することで、全ての要件を満たすことが出来ます。
2.自動点呼機器を設置する施設及び環境の要件
- 監視カメラの設置
本要件は点呼場における要件となります。導入される事業者様がこれらの要件を満たす必要があります。
3.自動点呼機器の運用上の遵守事項
① 事業者や運行管理者が守るべき事項
- 乗務後自動点呼の運用に関する情報の周知
- 自動点呼機器の運用に関する教育・指導について
- 自動点呼機器の管理について
- 自動点呼機器の取り扱いについて
- 運転者の自動点呼の未実施防止について
- 運転者の自動点呼未実施時の措置
- 携行品の返却について
② 非常時の対応
- 事業用自動車の不具合等が発生した場合の措置
- 運転者の酒気帯び検知時の措置
- 自動点呼機器の故障等が発生した場合の措置
③ 個人情報の管理
- 個人情報の扱いについて
本要件は導入される事業者様が満たす要件となります。導入される事業者様がこれらの要件を満たす必要があります。
※各要件の詳細につきましては、国土交通省のWebサイトをご覧ください。
国土交通省が定める「自動車運送事業者における業務後自動点呼」の機器認定を取得
「遠隔点呼くん+セルフ」が令和6年度(2024年度)国土交通省が定める「自動車運送事業者における業務後自動点呼」の認定機器に認定されました。
【認定番号】JG24-010
国土交通省の過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援の補助対象機器として認定
遠隔点呼くん+セルフは国土交通省の「過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援の補助対象機器」として認定されています。
【自動車総合安全情報】
■事故防止対策支援推進事業 - 過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/jikoboushi.html
■過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援_補助対象機器一覧
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/data/r6_karou_itiran.pdf
機器の取得にかかる経費に対する補助制度
国土交通大臣が認定した機器の取得にかかる経費に対する補助制度の申請が開始されます。
補助制度に関する詳細につきましては、国土交通省のwebサイトにてご確認ください。
■過労運転防止のための先進的な取り組みに対する支援
https://hogo-zoushin.jp/download1_3.html
■公募要領
https://hogo-zoushin.jp/pdf/1_3/公募要領_過労運転防止_R60723.pdf
■補助制度の申請受付期間
—————————————————————————
令和6年7月30日(火)~ 令和7年1月31日(金)
—————————————————————————
業務後自動点呼の機能
-
生体認証機能
指静脈認証装置(PCT-KUCA011)と連動することで、点呼の際に指静脈認証を行うため、事前に登録された運行管理者、運転者を確実に識別でき、なりすましを防ぐことができます。
-
アルコールチェック機能
アルコール検知器(FC-1200)と連動することで、測定結果を自動的に記録、保存することができます。また、測定結果はクラウドに保存されるため、運行管理者および各営業所にて即座に確認することができます。
-
報告・指示事項伝達機能
運転者が交替運転者に対し通告等を口頭で報告を行うにあたり、点呼機器と対話形式で報告が行え、報告した内容を自動的に記録し、その内容を交替運転者が確認することができます。また、運転者に対し伝える指示事項を点呼機器の画面表示や音声により伝えることができます。
-
点呼スケジュール管理機能
運転者の点呼スケジュールを設定することができます。点呼予定時刻を予め設定した時間を過ぎても点呼が完了しない場合には、予め登録された運行管理者へメールを送信し通知します。
-
点呼状況保存機能
点呼時の状況を運転者ごとに自動で記録、保存します。点呼結果はクラウドに保存されるため、各営業所間で共有することができます。また、記録は1年間保存されます。
-
点呼記録簿作成機能
点呼結果を自動で点呼記録簿として作成します。作成した点呼記録簿はCSV形式のファイルとして出力することができます。
-
メンテナンス機能
運行管理者、運転者、車両、指示事項定型文等をあらかじめ登録することができます。登録した内容は点呼時にプルダウンメニューより選択することができます。また、登録したデータの削除・修正も簡単に行えます。
業務後自動点呼のながれ
周辺機器との連動
遠隔点呼を行うには生体認証装置や医療機器などの周辺機器が必要となります。
「遠隔点呼くん+セルフ」は、お客様の運用に合わせて、さまざまな周辺機器との連動が可能です。
機器名称 | イメージ | メーカー名 | 対応機種 |
---|---|---|---|
アルコール検知器 (必須) |
株式会社タニタ | ALBLO FC-1200 | |
指静脈認証装置 (必須) |
株式会社日立産業制御ソリューションズ | PCT-KCUA011 |
「業務後自動点呼」システム機器構成
パソコン推奨スペック
OS | Microsoft Windows 11(64bit)/10 |
---|---|
CPU | Core i5以上 |
メモリ | 8GB以上 |
SSD(空き容量) | 500GB以上 |
画面サイズ | Full HD (1920×1080) |
必要デバイス | カメラ、マイク、スピーカー |
システムご利用料金
基本 | 初期費用 | 維持費用 (月額) |
備考 | |
---|---|---|---|---|
本体ソフト | 遠隔点呼プラン | 100,000円 (税込110,000円) |
10,000円 (税込11,000円) |
【維持費用(クラウドサーバ利用料)について】 遠隔点呼または業務後自動点呼を実施する拠点 ┗ 拠点毎に月額 11,000円(税込) 遠隔点呼と業務後自動点呼の両方を実施する拠点 ┗ 拠点毎に月額 22,000円(税込) |
業務後自動点呼プラン | 100,000円 (税込110,000円) |
10,000円 (税込11,000円) |
||
遠隔点呼+業務後自動点呼プラン | 180,000円 (税込198,000円) |
20,000円 (税込22,000円) |
||
セットアップ費用 | 18,000円 (税込19,800円) |
- | システムセットアップ費用 | |
機器設置、トレーニング(操作説明)費用 | 15,000円 (税込16,500円) |
- | 機器設置、初期設定、操作説明 | |
外部接続機器キット | 101,000円 (税込111,100円) |
- | 【キット内容】 株式会社日立産業制御ソリューションズ
指静脈認証装置
PCT-KCUA011 |
|
アルコール検知器 | 50,000円 (税込55,000円) |
- | 株式会社タニタ
アルコール検知器
ALBLO FC-1200 |
※上記費用は拠点ごとに必要となります。
※本体ソフト(ライセンス)の「遠隔点呼+業務後自動点呼プラン」の初期費用は、初期導入時に選択された場合のお値段です。後からプランを追加された場合は適用されません。
※機器設置、トレーニング費用は、ご利用になられる場合のみ必要となります。(遠方の場合、交通費(宿泊費)のご相談をさせていただく場合がございます)
※外部接続機器キットのカメラ、マイク・スピーカーを事業者様にてご用意されても差し支えございません。なお、その場合は静脈認証装置(79,000円(税抜))のみご購入ください。
※アルコール検知器は、 事業者様にてご用意されても差し支えございません。
オプション | 初期費用 | 維持費用 (月額) |
備考 |
---|---|---|---|
血圧計連動プラン | - | 1,000円 (税込1,100円) |
【連動血圧計】 オムロンヘルスケア株式会社
健太郎
HBP-9020 HBP-9021 HBP-9030 HBP-9031C 日本精密測器株式会社
上腕式デジタル血圧計
DS-S10M
手首式デジタル血圧計
WS-M50BT |
体温計連動プラン | - | 1,000円 (税込1,100円) |
【連動体温計】 日本精密測器株式会社
皮膚赤外線体温計
MT-550BT |
※上記費用は拠点ごとに必要となります。
※「遠隔点呼プラン」、「遠隔点呼+業務後自動点呼プラン」を選択された場合、オプションの血圧計連動プランか体温計連動プランのいずれかが必要となります。
※業務後自動点呼プランのみ選択された場合は、オプションプランの必要はございません。
※機器の価格や購入については、メーカー様へ直接お問い合わせください。